私たちが出したごみはどうやって処理されているの?
施設見学を360度で体験できるバーチャル見学ツアーで、ごみ処理の仕組みをご案内いたします!また、地域の皆様がご利用いただける施設として、会議室、研修室、視聴覚室をはじめ、工房、軽作業室などの貸出しを行っています。
※オレンジの番号は貸出施設です。
ゆめほたる南東から見た建屋外観です。周辺には乗用車や大型バス、自転車などの駐車・駐輪スペースがあります。右側には全面に天然芝を敷いた多目的広場があり、貸出しも行っています。
1Fエレベーターから2Fに昇り、いざ見学スタートです!
啓発・学習ロビーはリサイクルやごみ問題を楽しみながら学習できる展示物があります。来館された方は見学ガイドもあります。
受付の右側にある研修室は、170人ほど収容でき、見学される方向けのガイダンス映像が視聴できます。また、研修や上映会など、大人数での利用も可能です。
さあ!いよいよごみ処理施設の見学開始です!リサイクルから焼却の過程を、同じフロアで歩きながら見学できます。順路に沿って見てみよう!
まず最初のコーナーはリサイクルプラザです。ここから、リサイクル資源が集まってくるプラットホームが見えます。
可燃ごみ以外の粗大ごみや資源物が入ってくるところです。資源物は、資源ごみごとにベルトコンベアで各リサイクルの工程に運ばれていきます。
一番手前はペットボトルの選別ラインです。ラベルやふたがついたままのもの、汚れたもの、種類の違うものは手で選別され取り除かれます。その奥には缶やプラスチック製容器包装の選別ラインもあり 機械や手でペットボトル同様選別されます。
ここから、ごみ収集車の出入りの様子が見えます。
大きな扉の上に信号がついていて、安全にごみピットに投入できるよう管理されています。
さきほどの黄色い扉の裏側です。広さは6,800立方メートルで、25mプール21杯分のごみが入ります。24時間稼働の大きなクレーンが2台あり、ひとつかみが2トン、ごみ収集車1台分です。
ここで、焼却施設全体をコントロールしています。ごみの量、焼却炉の温度などをコンピューターや映像で監視し、常に安定した焼却が行えるように24時間集中管理しています。
このセンターには2つの焼却炉があり、奥に少し見えるのが1号炉です。ごみピットで 攪 拌 (かきまぜること)されたごみが投入されます。焼却炉の中は850℃~1,000℃を保持することにより、 ダイオキシンの発生を抑えています。
ごみが燃やされた後には排ガスが出ます。その排ガスをとても厳しい基準で処理し、きれいで安全なものにして煙突から放出します。煙突の先端にあるセンサーで排ガスを分析し、安全な基準が守られているか監視しています。
ごみを燃やす過程で出てくるものの一つに、蒸気があります。その蒸気を利用し、ごみのエネルギーを電力に変えています。発電された電力は、施設内での使用だけでなく、余った電力は電力会社へ売却しています。そのため地域の電力供給量の一部を担う小さな発電所と言えます。
ごみを燃やす過程で出てくるものとして、「排ガス」「熱」ともうひとつ、「灰」があります。ここでは焼却灰に熱を加えて溶かし、新たな物質をつくる設備があります。それが溶融炉です。制御室では灰がある程度たまったら溶融炉を稼働させ、灰が溶けている様子など24時間モニターで監視しています。
溶融炉の中で1,300度~1,400度の高い温度で溶かされた焼却灰から、スラグやメタルという資源物が生成されます。スラグは道路の路盤材に、メタルは建設機械のおもり(カウンターウェイト)などに使用されています。この溶融炉から産出されるスラグやメタルの再資源化により、最終処分場での埋立量を減らしています。
兵庫県川西市、猪名川町、大阪府豊能町、能勢町の地域の歴史や文化、イベントなどを紹介しています。窓からは野生動物が見られることもあります。
春は川西市天然記念物のエドヒガン群落の観察会。夏はホタルの観察会などがあります。豊かな自然環境とふれあえます。
大型ごみ、不燃ごみから出る金属などを破砕する機械が設置されています。
ここは、大型ごみ、不燃ごみなどが集められています。こうしたごみの中から、磁力選別により鉄・アルミニウム資源を取り出して、リサイクルにまわしています。焼却されるものはごみピットへ運ばれていきます。
スタート地点から一周してゆめほたる受付の奥側に戻ってきました。かえるステーションや楽しくエコを学ぶ展示があり、ゆっくり見学ができます。
環境系の本を中心に4,000冊以上が蔵書されており、貸出しもしています。
地域に自生する草花で猪名川の流れを表現している屋上庭園からは、周辺の里山の景観を楽しめます。また、太陽光発電パネルがあり、施設の照明に利用されています。