国崎クリーンセンターの敷地面積は約33.8ha。
その大半は、里山の役割を終えてかなりの年月を経ている山林です。
わたしたち組合は、循環型社会のあり方や環境啓発、さらには良好な森林保全機能の構築の観点から、この山林を「新しい時代の里山」として再生し、地域の住民等が憩いの場として利活用できるシステムや環境を創出する必要があると考えました。
地域の自然環境や景観にふさわしい里山林へ整備するとともに、環境学習の実践の場として地域住民が活用できる、「新しい時代の里山」のモデルとなるよう整備すること。それが私たちの里山林整備構想・計画です。
「新しい時代の里山」
整備コンセプト
身近でありながらふだん接することが少なくなっている地域の里山の存在と意義に気がつくこと、環境学習と併せて、癒しや憩いのひとときを来訪者に提供することを目的としています!
目標像
- 里山を通して自然に親しみ、自然と共に生きる喜びを提供する。
- 環境を意識し環境への配慮ができる人を育成する。
- 自然、文化、歴史などの地域資源を活用し、人と地域の活性化を促す。
整備のポイント
貴重な生物を守ろう
里山ならではの珍しい生物がたくさんいます。
エドヒガン
台場クヌギ
ヒメボタル
種の多様性を高めるために
種の多様性を高め、里山林の環境機能や防災機能の向上を図るための活動です。
里山完成ビジョン
山のぼり
自然とのふれあい
日本一の里山と言われる黒川地区に接する立地から、国崎クリーンセンター来場者から里山を散策したい、山頂へ登りたいといった要望も多く、そうした利用者が満足でき、かつ、「人と自然の共生」が感じ取れる施設整備も望まれる。これらの観点から、以下の施設整備を計画する。
学習の森エリア(自然散策ゾーン)
従来の自然散策ゾーンを拡充させ、地域の自然・歴史・文化を体験的に学習できる場を提供する。ことに、間歩とその周辺遺構の持つ文化財的価値は、未調査な部分も多く未知数である。
冒険の森エリア(保全ゾーンの一部)
子どもからおとなまで、森の中で遊ぶ楽しさを体験できる空間。自然体験を通して、危険回避やそのためのルールを学び、自立心を育むことができる場を提供する。
つどいの森エリア
(倉庫棟、ビオトープなど)
人々が集まると、必ず必要になるのが食事。バーベキュー、炊飯窯、パン窯(ピザ窯)などを設置し、食事が楽しめる場を提供する。
いやしの森エリア(クヌギの広場、エドヒガンの広場、中腹ゾーン)
休憩所(東屋)、ベンチなどの設置し、本施設の眼下に広がる景色を楽しみながら、いこいのひとときを味わえる場を提供する。
サイン類の充実
エリアの設定、現地点からの距離/方角などがわかる道標を設置。季節に対応した植生や見どころを紹介する解説板も設置する。
里山林整備構想・計画
パブリックコメントの
結果について
平成23年11月25日~平成23年12月26日まで実施していました国崎クリーンセンター里山林整備構想・計画(案)に対するパブリックコメントの結果を公表いたします。